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2012年9月25日

現場復帰

HI3F0333.JPG
 
 
 
 
腰痛もやわらぎ、ようやく練習場に顔をだすことになった。
 
 
 
 
シンマチの夜は、コオロギの鳴き声が響きわたっていて、
 
 
 
秋の訪れを知らせているようだった。
 
 
 
 
ボウフリの年で、この時期になると、集会所の前で、ワイワイと練習している。
 
  
 
 
  
投光器のまぶしさと、その逆光でできる人影が4年前とかわらず、
 
 
その時のビジョンを鮮明によみがえらせる。

  
 
 

同時に、そのときの若手がベテランに教えを請うシーンが、時の流れを感じさせるのだった。
 
 
 
 
 
 
 
夜道を抜け、集会所の灯りを頼りに進んでいくと、

 
  
今年はいつもと違うのがすぐにわかった。

 
 
 
 
 
 
 
何人かは練習しているのだが、ほぼ全員が死んだ魚のような目をしていた。
  
 
 
チキを含め、イタッチの教えをまるで聞いていない。
 
 
 
手をブラブラとさせ、 
 

まるでバイオハザードのようだった。
 
 
うーうー。といい出しそうだ。 
 

ちなみに、 
チキはもともと人の話を聞かないのだった。
 
そして、いつの間にか自分の話に持って行き、ポテトチップスを食べる。
それが恒例となっていた。
  
 
 
 
 
 
いつもなら練習の小さな裏声が聞こえてくるのだが、
 
この日は、ただ一人、団長がしゃべり続けていた。

 
誰か聞いていたのだろうか。 
 
 

 
 
 
以前、柱としゃべっていたのを見たことがあるが、 
 
 
 
当然、内容はない。
 
 
 
 
 
 
  
あのマシンガントークに体力を奪われ、誰もついていけなくなったのだろうか。
 
 
 
 

 
  
 
 
 
 
 
 
 
練習しているわずかな若手たちに声をかけて、 
  
 
中に入ろうとすると、玄関でゴリラが座って
 
 
 
練習もせず、ガハハとビールを平らげていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
みんな練習が終わったら飲もうと思っていたのに。
 
 
 
 
相変わらず、迷惑な顔だ。しかし、娘はかわいい。逆突然変異だろう。
 
 
 
 
 
  
 
   
  
飲みに行ってカラオケがあると若手団員達はもう最悪の雰囲気になるという。
 
 
 
 
 
団長とゴリラがマイクの取り合いをして、ずっと歌を聴かされるしかない。
 
「お前も歌えや」
 
と一応は気を使ったフリをするが、「この歌知っとる」

と、結局は自分が歌うのがパターン化しているとか。
 
 
 
 
 
 
みんな下を向いて水割りに話しかけているらしい。
 
 
若手たちの間では「負のリサイタル」と呼ばれ、
祭りが近づいて盛り上がってきたテンションを一気にトーンダウンさせられる。
 
 
 

 
 
 
  
  
 
 
 
外に戻ると、チキが若手にポテトチップスを買いに行かせていた。
 
若手が「からあげクンもどうですか?」と気を利かせていた。
 
 
 
いくら太ろうと最終的には金の力で体型を戻すのが、彼の恒例となっていた。
 
 
エロの力ってスゴイなって毎回思う。
 

 
 
 
 
 
  
そして、相変わらず団長はしゃべっていた。
 
 
 
外は団長の声だけがこだましていた。
 
 
 
よく見ると今度はナギナタにしゃべっていた。
 
 
すごく楽しそうだったので、そっとしておいた。
 
 
 
 
 
 
 
止まると死んでしまうと言われるカツオのように、
 
 
しゃべると死んでしまうのだろうか、と、そんな考えが頭をよぎった。 
 
 
 
 

 
 

 
 
 
ちょっと練習に集中したい時、イメージングしたい時、ちょっとうるせーなって時、
 
 
その他若干うざい時は 


ナギナタ、ホウキとか与えとけばいいことを学習。


一番いいのはダッ○●イフだ。ちなみにこれには2つの意味がある。


が、あえてここでは書かない。

 
 
  
  

 
ダイスケはいなかった。
 
 
たぶん、エロDVDの注文だろう。 
 
しかし、それは秒殺か。
 
 
 
 
 
 
そして、ヨシノリは
 
 
 
 
 
略。
 
 
 
 
 
今年はなんだかいつもとは違った雰囲気ではあるが
 
無理をせず、テキトウにがんばろうと思った夜だった。